家の近所の厄介な住人

何故?ハウスメーカーごとに坪単価が違う?

ハウスメーカー選びをする際に、多くの方が疑問に感じる点がハウスメーカーごとに坪単価が違うことです。本来坪単価とは様々な要因によって左右される特徴を持ち、基本的に金額を決めるルールがないことが挙げられます。同じ住宅会社で建てたい同じくらいの床面積の家であっても、間取りや仕様の違いが影響し建築本体工事費があがることで坪単価にも差が出やすくなってしまうことが理由だといわれています。

坪単価は家の形によって大きく変化するといわれ、同じ床面積の住宅であっても外観や内観に変化をつけた複雑な形状と、箱型の総2階の住宅では前者の方が必要となるアルミサッシの数量や材料が多くなりますし、手間がかかるため建築本体工事費は高くなります。これは使われている外壁や設備機器、内装材のグレードが上がっても同様だといわれているので、建築本体工事費があがることで自然と坪単価も高くなるといわれています。

またハウスメーカーによって建築構造は全く異なり、木造を得意とするところから鉄骨造、鉄筋コンクリート造など様々な構造があり、構造躯体の金額の高い順番としては木造が一番安く次に鉄骨造、鉄筋コンクリート造の順番になりますし、木造住宅に限っても従来工法に比べて、ツーバイフォー工法、金物工法は更に構造躯体の金額が上がるといわれています。

出来るだけハウスメーカーごとの坪単価の計算方法の違いを比較してみたいと考えているなら、比較するべきポイントも一緒にチェックしておくことをおすすめします。例えば延床面積や施工面積のどちらで計算されているかというポイントで、吹き抜けのように2階部分に床がない場合は、延床面積には参入されませんが施工面積には含まれるため、坪単価は延床面積>施工面積となり安く見える特徴があります。

他にもプラン標準の中に太陽光パネルや、全館空調システムなどの什器類が含まれているか含まれていないかによっても、坪単価は高く見えます。しかしこういったプランは什器も全て込みの金額となっているので、標準工事をした上で全館空調システムや埋込照明、太陽光パネルなどを導入する坪単価に比べて安くなる場合も多いので比較する際には十分に注意が必要です。
坪単価によって建てられる家のイメージは、40万円以下なら建売住宅と同程度の設備グレードであり、55万円までならローコスト住宅といわれているハウスメーカーも選択肢に入る金額です。70万円までなら保証が充実した大手ハウスメーカーや、木造住宅で希望の条件が叶えられるなど、ある程度の仕上がりの違いがあります。

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